中国式四柱推命 武村光眞  website

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用語解説

10個の通変星は、それぞれ、「喜神」と、「忌神」で意味が違います。
四柱推命を勉強した方なら10個の通変星はご存じだと思います。
比肩 劫財 食神 傷官 正財 偏財 正官 偏官 印綬 偏印。
中国式四柱推命ではこの10個にそれぞれ喜神(きしん)、忌神(ぎしん)があると考えています。
つまり比肩が喜神の場合と 比肩が忌神の場合があるということです。
同じ比肩が強い人でも それが喜神が忌神かによって性格や運勢が違ってきます。 
それぞれを順番に説明してみましょう。

比肩、劫財の意味

喜神の比肩の意味
比肩は「しっかりしている」、「意思が強い」、
「はっきりものを言う」、「独立心が強い」などの意味があります。
イメージとしては「強い」ですが、これが喜神だと、
面倒見がいい、リーダー的存在になれる。金運も悪くないです。
行動力がある。人望があり頼もしい。比肩が喜神ですから、
その強さが前面にはでず、穏やかな印象の人も多いです。
忌神の比肩の意味
喜神の比肩に対して、忌神になると悪い面が出やすくなります。
例えば、自己主張が強くて協調性に欠けてしまう。
人の言うことを聞かない頑固さが出る。 
相手の弱さや悩みを理解できない。 
こだわりが強いのはいいが相手にも押し付けてしまう。
機嫌の悪さがすぐ顔に出てしまう。
ただし、比肩を抑える官星や財星がしっかりあれば凶意はかなり減ります。
喜神の劫財の意味
劫財は比肩よりイメージが柔らかいです。内面は頑固ですが表にはあらわれません。
商売上手な面もあり、金運もあります。
よく「劫財は財を破る」などと言われ、
金運がないように思われがちですが喜神の場合は逆です。
劫財の女性も強すぎて良くないとも言われますが、
喜神の場合は、しっかりしていて、わがままな面はあまり出ません
忌神の劫財の意味
劫財が忌神になると、よく言われる「劫財の悪い部分」がでてきてしまいます。
劫財を抑える星(官星、財星)がしっかりあればまだいいのですが、
忌神の劫財が目立ってあると、金運も良くないし、借金、事業の失敗などの憂き目にあいやすい。
それでも、無理に事業を起そうとして、地道な暮らしを好まず、
お金に執着して、かえって自分を追いつめてしまう傾向があります。
忌神の劫財の男性は女性を対等に見ず、大切にしない場合が多いですが、
最初はマメで行動力もあり優しいので、魅力的に映ってしまいます。
しかしながら、恋愛が落ち着いたり結婚したりすると態度が変わることがよくあります。

食神、傷官の意味

喜神の食神の意味
食神が喜神の場合は、世話好き、話し好き、ファッションセンスがある。
印象も可愛くて年齢よりも若く見られることも多く、
年上の異性に好かれたりします。見た目が色白で少し丸顔な人が多く、
幼い印象はありますが、面白いことを言っては人を笑わせたりオープンな性格でもあります。
食神のいいところがでて愛想もいいので、
異性に勘違いされてしまうこともあるようですが、あまり敵は作りません。
好奇心が旺盛で、美容、飲食、デザイン、ネイル、
ファッション、旅行、娯楽、イベント業界にも向いており、
人に夢を与える仕事がいいかもしれませんね。
喜神の傷官の意味
喜神の食神と似ていますが食神がのんびりでマイペースなのに、
喜神傷官には独特のこだわりがあり、功名心や目立ちたい部分もあり表現力に優れています。
世話好き、おしゃべり好きとも言えますが、食神よりクールな面があり、
言葉もはっきりストレートで、相手が間違っていると目上であっても恐れず批判することも多いです。
教えることにも長けていて、スポーツや芸術、音楽、放送業界などにも向いています。
「よく傷官の女性は結婚生活がうまくいかない」と言われていますが、
喜神の傷官の場合は、あまり心配はいりません。
ただし環境は自由なほうがよく、自営業、自由業がいいでしょう。
忌神の食神の意味
同じ食神なので、喜神の食神と似たようなところはありますが、
少し飽き性です。束縛を嫌い自由を求めます。
「〇〇になりたい」とか 「〇〇が好きだ」とか言うのですが、
言うだけで、なかなか行動しなかったり、
頑張るのは最初だけで期待を持たせては忘れてしまったりして迷惑をかけることもあります。
それでも憎めないので相手が我慢して許すこともしばしばです。
目標をもっても快楽に走りがちで、努力や辛抱を嫌う部分があり長続きしなかったりします。
食神なので、人は悪くないのですが、よかれと思ってしたことが余計なお世話だったり、
依存心が強くて、責任がとれなかったりします。
これらを防ぐには、幼いころに甘やかすばかりでなく厳しく躾ける必要がありそうです。
特に女性は結婚生活がうまく続かないこともありますので注意が必要です。
忌神の食神を抑える星があれば凶意は和らぎます。
忌神の傷官の意味
基本は、喜神の傷官と似ていますが、違うところは、
自分の価値観で判断してしまうので良かれと思ってしたことが的外れであったり、
正義感が強いために、つい言い過ぎてしまうところがあります。
頭はいいのですが、独特の価値観が人に理解されなかったり、
人との共同作業がうまくできなかったりします。
男性女性ともに、結婚生活には工夫が必要で、
相手がうまく合わせてくれたり、いい意味でのすれ違いが返って、うまくいったりします。
よく言われる「傷官は恋愛結婚運が悪い」ところは確かにありますが、
自分のよくないところを認め、自分に合った環境を作れば凶意は避けられるでしょう。

正財、偏財の意味

喜神の正財の意味
比較的まじめで几帳面な人が多いです。財が喜神ですから財運はあります。
外見もソフトな印象で、男性は女性にモテますし女性の扱いも上手です。
喜神の正財が強ければ、社交性や統率力にも恵まれ、女性は良妻賢母になるでしょう。 
ただし、いくら喜神の正財でも根(天干に通根する支)がなければ財運がいいとは言えません。
忌神の正財の意味
喜神の正財が財運があるとすれば、忌神の正財は残念ながら財運はありません。
時期によって、一時的に大金を手にすることもありますが、
ムダに使ってしまい、結局、何も残らず苦労することもよくあります。 
財運があまりないのにお金には執着しますし、がめつい割には、
お金の使い方が上手ではないようです。
特に専門用語で「財多身弱(ざいたしんじゃく)」という命式は、
気が弱く、なおかつ財運は良くないし、男性は恋愛や結婚運も良くない傾向があります。
天干に忌神の財星、忌神の食傷があると、口先ばかりで実行力に乏しい頼りない
男性となってしまうようですが、一見 優しそうで誠実に見えますから女性には好かれます。
喜神の偏財の意味
偏財は「商売の星 社交の星」とも言われますが、
それが喜神なのですから、商売運もあり、社交的で正財より華やかな印象があります。
話術も巧みで、男性は女性に人気が高く、女性相手の職業で成功するケースもよくあります。
お金が入ってくるので、服装や持ち物、住居に贅沢をする人も多く、
ファッションセンスもあり身ぎれいにしています。
若く見られることに神経を使い、男女ともに美容や恋愛に興味があります。
喜神の偏財を強くもつ女性は愛想もよく、接客業や芸能界にも向いているでしょう。
忌神の偏財の意味
性格は 喜神の財星に似ていますが、忌神ですから財星の悪い面が出てきます。
お金に対する執着や、行き過ぎた「美」への執着。 
ものごとを悪いほうに考えて、気にしすぎる傾向があります。
忌神の正財同様、金運は良くありません。
ただし、忌神でも財星が強くなければ、凶意は抑えられます。
忌神の偏財が強い男性は、女好きで浮気性でもあります。
甘い言葉で女性を喜ばせますが、言うばかりでなかなか行動に移さず、
女性に責められるとすぐ謝りますが、それでも動きません。
どちらにもいい顔をしていたいために、結果 二股をかけてしまうこともあります。
忌神の正財より言葉が巧みなので、ついつい女性も許してしまうようです。

正官、偏官の意味

喜神の正官の意味
四柱推命でよく言われる、
正官があると、仕事運や家庭運が良い・・とされるのは、
この「喜神の正官」の場合です。正官が忌神ですと、
仕事運や家庭運は逆にあまり良くありません。
喜神の正官の場合、真面目で責任感強く、忍耐力もあり努力家です。
組織の中でも和を尊び、出世もします。女性の場合も家庭運はいいです。
喜神の正官が強いと人生に大きな破たんはほとんどありません。
ただ真面目さゆえに融通がきかず、まわりに煙たがれることもあります。
それでもイザというとき、親身になってくれるので人望のある人は多いです。
忌神の正官の意味
性格として、喜神の正官と似ていますが、
残念ながら、自分を剋す星が「忌神」なので悪い面がでやすくなります。
忌神の正官が強いと、自分に自信がなく、引っ込み思案で言いたいことがなかなか言えません。
真面目さゆえか我慢しすぎて、辛くなってきたり、
辛くても言えずに悩みをため込んでしまったりします。
出世の道が遠くなったり、チャンスを逃がしてしまったり損することも多いです。
女性も、夫の星である「正官」が忌神なので、
頼りない相手になったり結婚運がよくなかったりします。
しかしながら時期を選べば、それも防げますし、
大運や年運を見極めていけば凶意は減ります。
喜神の偏官の意味
官星は情の星と言われます。 官というのは元々「男性」と言う意味で、警察官、自衛官など、
今でも 「官」が職業の読み方に残っています。
正官が おだやかで紳士的な男性ならば、
偏官はやんちゃで勢いがあり、多少の荒っぽさがあります。
これはどちらが良いとは言えませんが、偏官のほうが「親分肌」で面倒見がよく
情にもろい面が目立ちます。正義感が強く、我慢強く、行動力もありますし、
いかにも男性的な魅力がありますが、財星の男性と違って、
女性の微妙な心には気づかないところもありますし、照れ症からか愛の言葉は苦手です。
仕事や友人を優先して女性のヒンシュクをかうこともありますが、
家族思いでありますから、そのあたりは、大目にみてあげたほうがいいでしょう。
女性もあっさりした男性的な性格です。
忌神の偏官の意味
性格は、喜神の偏官と似ていますが、我慢強さが、「ヤセ我慢」となり、
忌神の正官と違うところは負けず嫌いなので、
強情になってしまったり、反発して敵をつくったりもします。
本当は気弱なのに、無理に自分を強く見せては自分でストレスをため込んでしまいがちです。
女性は、相手に尽くしすぎて、悩みをふやしたり、
ダメ男を好きになって結婚運が悪くなったりします。
ただし、これも 大運や年運を上手に選び、結婚相手を上手く選べば、
元々忍耐力もありますから凶意は減ります。

印授、偏印の意味

喜神の印授の意味
印綬は学問の星、名誉の星です。これが喜神ですから勉強はよくできます。
頭の回転もよく、理解力も早く、専門的知識や、高度な学力を必要とする仕事にむいています。
官星タイプの経営者が、自ら現場にたち、手本を見せながら部下と一緒に働いて率いていくのとは違って、
印星タイプの経営者は、指示をして管理するタイプとなります。
人を動かすのはうまく、理論的ですから、リーダーにも向いています。
ただ、頭がいいので、なかなか理解できない人の気持ちはわからないことがあり、
どちらかというと、自分のペース、または同じように理解力のある人と、
一緒に研究などしていくほうが、あっているでしょう。
印綬とは「母親」という意味もありますから、
母親が喜神ということで、母親の助けや励ましが得られます。
忌神の印授の意味
頭の良さが「ずる賢い」ほうに出て人を見下したり、批判力も強くなります。
最初から疑ってかかったり、人を利用して自分の得を優先したりします。
人の長所より短所ばかりが目についてしまい、
人を寄せ付けず孤独になってしまうこともあります。
良かれと思ってお世話をしても、それが「よけいなお世話」となってしまう残念な面もでてきます。
女性の場合も、プライドや名誉欲が強くなりすぎて、
結婚運が遠のいてしまうこともあって、せっかくの頭の良さが裏目にでてしまいます。
喜神の偏印の意味
性格は、喜神の印綬と似ていますが、
学究肌の印綬と違い、アイディアにあふれ、自由な発想ができます。
研究職よりは、企画などの自由業、IT企業に向きます。
考えることが、どんどん変化しますから、
まわりの人間は面食らいますが、アイディアは常に進化します。
自由を好み、自分のやり方にこだわりがありますから、組織向きではありません。
独特の個性を生かせる環境があれば成功します。
忌神の偏印の意味
性格は 「忌神の印綬」と似ていて、印星の悪い面がでます。
忌神の偏印は、女性の場合、子供の星「食傷」を剋しますから、
子供に反発されたり、親子関係が悪くなりがちです。
依頼心が強く、自分では何もやらず、利用しようとする面が強くて敬遠されることもあります。
プライドが高く、批判的で人を見下し、学歴や地位で人を判断したりして敬遠されたりします。
仕事はできるのですが、情にほだされず、部下を思いやることができないので人望がなかったりします。
忌神の偏印が強いと、女性の場合、夫(官星)のエネルギーを吸い取りますから、
夫にプレッシャーを与え名誉欲に走ってしまい夫婦関係が悪くなったりします。
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